4月26日

尼崎の事故は本当に痛ましい。昔は鉄道ファンだっただけに、鉄道でこんなに亡くなるなんてなんとも悲しい。

今回の事故ではいろいろ原因が言われているが、もし、カーブの線路の脇に脱線防止用の線路をもう一本つけておけばまずは起きなかったことは確かである。日比谷線の衝突事故の教訓はないのであろうか。ATSを更新するならば車両の対応化も含めて莫大なお金がかかり、近年の人口減少で郵送人員が毎年減っている関西圏の鉄道では簡単でないことは分かるが、脱線防止用の線路をもう一本なら、そんなに大金はかかるわけでなかろうに。今や、大金を使ったシステムを使ってどうこうするというのが大流行だが、まずは、アナログでお金をかけずに解決できる方策はないのか考えるのが重要だということを再認識した。

それと、列車の遅れに対して罰金ということが言われるが、これを本格的にやって最初に大成功したのはContinentalである。90年代に倒産後、その理由が飛行機会社の中でも最悪の遅延率にあると考え、全社員に対して、遅延率とボーナスを連動させるようにした。そうすると、全部署が頑張るから、メンテナンス部門が頑張りだして飛行機の故障が減るわ、部署間のコミュニケーションが良くなって荷物の紛失も減るわで、本来の遅延率低下以外に大きなメリットが得られた。ということで、今やアメリカのキャリアではほとんど取り入れられている。

ところが、今回のJRではその遅延率インセンティブが逆に最悪の事態を招いた原因になった可能性もあると指摘されている。この違いはなんなのか。恐らく、減点主義(JR)と加点主義(Continental)の違いに見られるように、会社が官僚的か自由闊達な雰囲気かというところになるのだろう。民営化すれども、まだ、エリート採用組ばかりが昇進する仕組みが残っているJRはそこから取り組まなければならないであろう。
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by voxvoxvox | 2005-04-26 20:01


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